この3月に学生最後の旅行として香港と深圳に行ってきた。
香港は友人達と普通の観光をしたが、それだけじゃ面白くないということで、自分だけ滞在を2日延長して一人で深圳を探検してきた。
1泊2日の街ブラをしただけだったけど、衝撃につぐ衝撃を受け、いつかブログにまとめたいと書きためていた。そろそろ投稿したいということで、街ブラ編、ITサービス編、金盾編、まとめ編と4つに分けて投稿します。写真多めです。
今回はその1回目の街ブラ編
(追記) 第2弾の以降はこちらから
深圳に行ってきたら、向こうのITと交通に驚きすぎた話【ITサービス編】 - kumatira blog
深圳に行ってきたら、向こうのITと交通に驚きすぎた話【金盾編】 - kumatira blog
深圳に行ってきたら、向こうのITと交通に驚きすぎた話【旅行のススメ編】 - kumatira blog
深センという場所
1300万人の人口を抱える中国第4の都市で、中国で最も裕福な地域の1つ。ここ30年で、他地域から移ってきた移民が非常に多い。 元イギリス植民地で自由資本主義経済をとる香港に接しており、1980年に経済特区が設置されて以降、急速に発展し「人類史上最速で発展を遂げている地域」とも。
社会主義をとる中国において、経済特区では海外からの投資や資本主義経済が認められており、政府主導で新興事業発展のインフラ整備も進んでいる。
- ファーウェイ
- テンセント
- DJI
などの本社をはじめ、スタートアップが多数あり「中国のシリコンバレー」という別名もある。
街の雰囲気
東京と比べて若い住民や家族連れが多い印象を受けた。65際以上の高齢者は全人口の2%、2,30代で全人口の65%を占めている。みな当たり前のようにスマートフォンを持っており、街中QRコードだらけだった。 日本ではみたことの無いようなような機器やサービスを使いこなしていた。その話をします。
ソフトウェア産業を含めた製造業が産業の中心で、技術者が多く住んでおり、その辺の情報は特に充実している。市政府肝いりで最近できた巨大な書店には技術書が多数並んでいて、男女問わず熱心に座り読みをしていた。(家電の解体指南書などもあった。)
华强北
街の中心にある「华强北(ファーチャンペー)」には秋葉原の30倍と言われる(体感的にはもっと)電気街があり、電子部品から製品まであらゆるものが売っていた。部品商から世界的メーカーのショップまである。
1階から7階まで全部電子部品みたいなビルが地平の彼方まで続いている。怪しいスマホなども売っていて見ていて飽きない。普通にドローンが飛び交っていてびっくりした。
ただほとんどの店は業者向けで、1個当たりの値段は安くても「お求めは100個〜」のようなお店ばかり。安い電光掲示板でも見つけたら買って帰ろうと思っていたが、100枚は持ち帰れないので断念。帰り際にGoProっぽいカメラが安かったので買おうとしたら「1個で買うのww?マジ?」みたいなリアクションをされてしまった(ちょっと高くなったけど売ってくれた)。
政治面は日本と違う
街に溶け込むスローガン
政治分野では日本・アメリカなどと全く様子が異なっている。市中のいたるところに共産党のスローガンが掲げられていた。
例えば中国共産党が広めている「社会主义核心价值观」。街のいたるところで目にできる。写真のような看板タイプだけでなく、街中の電光掲示板などにもさらっと入ってくる。
博物館
深圳の子供達は何を学ぶのかと気になり博物館にも行ってきた。ここでも共産党の色が強い展示が多かった。
改革開放政策以降、深圳がどのように発展してきたのかが誇らしげに展示されていた。圧がすごかった・・・
その他にも
街中を地下鉄で移動していたら、途中の乗り換え通路が警察によって突然止められた。すると皆、財布からIDカードのようなものを取り出してスキャンしてもらっていた。どうも身分証チェックかなにかで、OKなら通してもらえるらしい。周りの人々は慣れた様子で警察にIDカードを見せている。 私は当然持っていないので、不安げにパスポートの表紙を示したら「お前はいい」という感じで通された。
その他ITサービス分野での強い規制もかかっている。金盾については別記事で詳しくレポートします。
街の交通について
地下鉄が充実しておりしかも安価。私のような観光客が行くところならまずどこでも行ける。地下鉄は新線が毎年のように開業している。バスも網の目のように走っていた。広州や上海へ向かう高速鉄道も充実しており、人民に広く利用されている。
車内の案内は充実している上、総じて分かりやすい。日本人は漢字からなんとなく意味がわかるので、あとは簡単な英語(案内は基本英語が併記されている)さえわかれば道に迷うことはほとんど無さそう。
時刻表は(少なくとも見える所には)無く、常にほぼ等間隔で列車がくる。案内板には「次 ○分後」「2本目 ○分後」のように表示されている。 日本ではあまり見かけないが、確かにこれで用は足りる。
街中では、日本の原付のような感覚で電気自転車が多く利用されている。シェアサイクルが普及しており、特に学生っぽい若い人は多く利用していた。(詳細は次回)
まとめ
今回は街ブラ編として、深圳で見かけた風景をまとめました。 次回は深圳で体験したITサービスについてまとめます。
それではおやすみなさい。